Amazon EC2(Elastic Compute Cloud (Beta)) を試したので、そのメモ。Amazon EC2 は低額でAmazon.com管理のデータセンタ内に仮想コンピューティング環境を構築/利用できるサービス。利用状況に応じて、仮想環境数(ノード(インスタンス)数)、ストレージ容量を動的に変更することができるため、スケールするかもしれないけどスモールスタートでやっとくか、というサービスを作ってみるには都合の良さそうなサービスだ(スケールを想定するのであれば、アプリ側での工夫も必要だが)。そいえば、Second Lifeもこの環境上で動いてるとかなんとか。
で、3月くらいにbetaサービスに申し込んだのだが、申し込みが殺到してるらしく、利用可能な状況になるまでずいぶん待たされた。先日ようやく使えるようになったので、そのときのメモを残しておく。今はそんなに待たなくても使えるのかもしれない。なお、EC2を使うためには、Amazon S3(Simple Storage Service) の申し込みも併せて必要になる。ちなみに EC2 と S3 とも、料金体系は起動ノード(インスタンス)数/時間、ストレージ容量、転送データ量、リクエスト数等による従量制。
あと、ほとんどのツールはbashで書かれたシェルスクリプト群で提供されている(DOSプロンプト用のツールもあって、Windowsでも使えるぽい(けど、試してないからよくわからない))ので、ターミナル等の然るべき環境が必要になる。
さて、申し込みが終わって、EC2 環境が使えるようになると、次のようなメールが届く。
This is a brief note to confirm that we’ve enabled your access to the Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) limited beta. We hope you enjoy the service and wanted to point out a few resources that will help you get up and running quickly. Please be sure to visit the following:
* Amazon EC2 Getting Started Guide – the best starting point for developing with Amazon EC2
* Amazon EC2 Developer Forums – share your ideas and receive support from AWS staff and developers
* Amazon EC2 Resource Center – technical documentation, code samples, and other resources to help you build
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Getting Started Guide を読んでいけば、Amazon EC2 上で起動した Fedora Core 環境へ ssh ログインして apache 起動したり、そのデフォルトページをブラウザから確認するところまでは簡単に行き着ける。おおまかな流れは、次の通り。
- コマンドラインツールの取得
- ツール利用(環境変数)設定
- 認証用の秘密鍵と証明書の生成
- 利用できる仮想環境イメージの確認
- 仮想環境組込み用の鍵ペアの生成
- 仮想環境の起動
- 仮想環境のアクセス権設定
- 仮想環境へのssh接続
仮想環境イメージはデフォルトで Fedora Core のものがいくつか提供されているが、オリジナルのものを作ることもできるし、Amazon.comのフォーラムにいろんなイメージが転がってるので、それを使うこともできる。
続きはまた今度。
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