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12月 27

先日 GitHub というのを初めて使ってみて、テキトーな小物をちょいちょい晒していくにも都合が良さそうだということがわかったので、今回、標記のプログラムも晒してみる事にしました。使用許諾条件は、基本的には the MIT License に基づきますが、「(迷惑メール送信に用いるなど)悪用・乱用を禁止する」という条件を付加したいと思います(っていうほど作り込んでないので、まあ、あんまし意味のない付加条件だと思いますが)。



MbSmtp – GitHub



MbSmtp は、Net::SMTP の拡張クラスで、日本の携帯向けにできるだけ効率よくメールを送る事を目的とした SMTP クライアントです。



MbSmtp は以下の機能を提供しています。

  • SMTP セッションあたりの送信通数が設定値以下になるよう、セッションを自動分割制御します
  • キャリアからの通信ブロックが発生した際、 設定時間待機した後、
    設定回数、失敗したメールのみ再送リトライします
  • メール送信処理中にエラーとなるアドレスが含まれていた場合、同一セッションで未送信のアドレスリストからエラーアドレスを除去します
  • セッション終了時、 送信リポートの構造体を返します
    • リクエストメッセージ数, 送信完了メッセージ数, エラーメールアドレスなど

各種設定値は lib/mb_smtp.rb 内で指定されていますが、必ずしも適正値ではありません。適宜設定を変更してご利用ください。



以下、簡単な使用例です。基本的には Net::SMTP と同じように使えますが、キャリアメールサーバは :docomo, :au, :softbank などといったシンボル指定で open できます。また、以下のようにセッション内である程度まとまった数を送信したとしても、1 セッションでの送信通数が設定値を超えないよう、勝手にセッション分割してくれます。その他、キャリアのメールサーバからの応答に応じて、エラーアドレスの振り分けや送信成功数のカウント、キャリアブロックに対する待機などをおこない、最後に MbSmtp::Result 形式でのレポートを生成する、といった動きをするようになっています。

@mail = TMail::Mail.new # MbMail::DMail とかでもOK
## @mail を適当に組み立てる
@result = MbSmtp.start(:docomo) do |smtp|
50.times do
smtp.send_mail @mail.encoded, @mail['from'].to_s, @mail['to'].to_s
end
end
puts @result # => MbSmtp::Result による送信結果レポート

この他の使い方や、動きの詳細については spec/mb_smtp/*.rb にある spec ファイルや lib/mb_smtp.rb 本体をご覧ください。



ちなみに MbSmtp は、元々は、個人的にメール配信時のキャリアのメールサーバの振る舞いを調べてみようとごにょごにょやっていたときの副産物です。実サービスでの利用実績はありませんし、これにより高速に携帯メール配信ができるという保証も検証結果も一切ありません。もちろん、これを使用した事で、キャリアブロックされまくってマトモにメールが送れなくなった、とかになっても、僕の方で責任はとれませんです。あくまでご参考まで、ということで。。


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